第2子にだけピアノを習わせている理由
子供が大きくなってくると、多くの親御さんが迷うのは何の習い事をさせるかだと思います。
うちには2人の子供がいますが、上の娘にはピアノは習わせていません。繰り返し練習があまり得意ではないことと、同性である私から注意をされるのを嫌がる事から習い事からピアノという選択肢を入れませんでした。
娘はバレエを習っています。うちはあくまで精神と肉体を鍛えるツールとしてやっているので本人の性格に合ったようで長く続けられています。全くバレエに対しての知識が無いので口出しする事もなく、娘が出来ない事にイライラしません。
肝心のピアノですが、息子は鍵盤に興味をもち弾き始めたのと、練習がそこまで嫌いな様子では無かった事から習わせてみる事にしました。もちろん習いたいと本人の意思もあったのですが、幼稚園年長さんくらいの子の意思なんてフヤフヤなんです。最初は集中して一人で弾いていましたが、男の子の集中力は単発的なのであっと言う間に冷めてしまいました。
今では多少難しい曲が弾けるようにはなりましたが、練習のたびに横に座り一緒に符読みをし、一緒に弾いてあげるという、私の練習なのかと思うようなモヤモヤした日々もありました。それでも、ドビュッシーの曲や、トルコ行進曲、エリーゼのために、など有名どころを弾いてみたいという夢はあるようで、弾けるようになった時にはかなりの達成感を得れたようです。
ピアノの習い事って親が大変と周りのママさん達もよく漏らします。
私も、自分で符読みして弾ける所までやってくれたら楽なのになぁと思ったりします。
それでもやらせているのは‥
- 難しい曲、憧れの曲をひけるようになった時の達成感を覚えてもらうため
- 脳のワーキングメモリを発達させる訓練になるため
- 多動の気が少しあり、45分間のレッスンの中で集中力を養ってもらうため
- 何よりも音楽を好きになってもらいたいから
息子は驚くほど譜面が読めません。でも、この曲が弾きたいという気持ちが走るとその年代にしては難しいと言われる曲を弾く事もあります。その時の集中力は半端ではありません。何よりも本人の中で、苦労の末ひけるようになったという自信が芽生えるようです。親ががんばって寄り添うようにサポートしてあげる体勢があるのだったら、自尊心を育てるのに多いに役立つ習い事なのかもしれません。
子供の習い事の大半は、親の経験から選別されるのだそうです。
ここにもしかしたら親が悩む原因があるのかもしれません。
本当にこの子はこれをやりたいのだろうか‥小さいうちは特に悩む人が多いです。
でも大きくなってくると意思がはっきりしてきます。娘も幼い感じだったのに10歳を超えると意思がとても強くなり自我が芽生えてきたのをひしひしと感じます。
それまで子供の心を親がコントロールしすぎる事なく、一緒に夢や達成感を追うのが理想なのかな、と感じるのでした。。