写真と趣味の日々をつづる。

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一歩踏み出す勇気

アドラー心理学の書籍「嫌われる勇気」購入しまして時間がある時に読み進めています。アドラー心理学

 

「勇気の心理学」

 

だとありました。

 

いまの社会でアドラーがを多くの人が必要としているのは、一歩前を踏み出すための勇気の心理学だからなのかなぁと思いました。

 

何故、私たちが一歩前を踏み出す事が出来ないのか、丁寧に会話形式で解き明かされていきます。

 

皆さんはこの本を読んでどう思ったのでしょうか。

 

私は実は、この本の中に出てくる青年と同じような体験をした事があります。

 

育児ノイローゼと鬱、パニックでぼろぼろになり、仕事で忙しい家に帰ってこない夫が悪い、泣き叫ぶあかちゃん、助けてくれない実家など環境を呪い自己嫌悪に陥りなにもかもが最悪な状態になっていました。どうしょうもなくなり、心につける特効薬はないかと(当時授乳で投薬は出来なかった)催眠セラピーに行ってみる事にしたのです。

 

もちろん、催眠セラピーはうけました。小さい頃の私、インナーチャイルドと対話をし、彼女の言い分を多いに聞く事が出来ました。でもその後の先生のカウンセリングの方が衝撃的でした。

 

「あなたの環境はあなた自信が選んで最悪な状態にしているのですよ。その状態になる事で自分を守っているんです。心は居心地の良い状態を作り上げているんですよ。」

 

衝撃でした。先生の事が信じられなくなり、内心、もうくるのやめよ。この時点でおもいました。でも話が進んでいくうちになんとなく分かってきたのです。

 

私が最悪な環境を自ら選んでいるのは、一歩前に踏み出し環境を変える(極端にいえば離婚して自分で生計をたてる等)の勇気が無く、出来ない理由、全てを環境のせいにしごたくを自分で並べているからだと。

 

私が通っていたセラピーの先生はトラウマについてとても言及してくれましたので、ここはアドラー心理学とは違う所なのかもしれない。

 

私は母との関係がとても深く心をがんじがらめにしているようでした。大人なのに、おかあさんのために頑張る、人に認めてもらいたい、受け入れてもらいたい深層心理がそう叫んでいました。

 

私はその時、家中のものを破壊し、自分の体を傷つけるくらい病んでいました。渦中にいる時はよく分かりません。でも少しずつ、他人のアドバイスを受け入れ、思い癖をほぐすようにカウンセリングのメモを読み返したり、母との強すぎる絆を正常な距離まで持っていく事を心がけました。

 

今では、その時の状態に比べれば全然マシになっています。まだ、鬱になる時もあるし、他人の言葉、言動に傷つき自暴自棄になってしまう事もありますが‥

 

何よりも、幸せ、満ち足りた状態を感じる時がある事に自分でびっくりします。このままで良いんだって感じられる事がこんなに楽に生きられるだなんて、鬱を持ってない人たちはいいなぁと思いました。

 

ちょっとずつ、心を溶かして自分をうけとめる。

 

一歩前に踏み出す勇気。

 

来年も今の私より成長した自分である事を願います。

 

 

マンガでやさしくわかるアドラー心理学

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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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