写真と趣味の日々をつづる。

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エネルギーの鎮座する余白、響きによる空間の支配

私はピアノが好きです。

でも、中学2年生くらいの時の音楽の先生にプライドをぼこぼこにされ聞くのも嫌だと思うくらい嫌いになった事があります。これに関しては10代の思春期に起きた中二病ならではの事件なのでそんな大したトラウマではありませんが、再び、ピアノを好きになったきっかけは息子が習い始めた事からです。

 

息子の先生は作曲者の意図を組んだり、響きの在り方や余白、空間の把握の仕方など弾いて練習するだけではないクラシックの醍醐味も教えてくれます。それを知って弾くのと弾かないのでは演者にもえらい違いが生まれます。その曲や、ピアノに歴史があること、それを知るだけではなくて読み解き方を指導して下さること、これは音楽をやるにはとても大切な事なんだなぁと感じました。

 

何に対しても、この感覚があてはまるなって思う事が最近特に多いです。

感性や自由な感覚、ありのままも素晴らしい事ですが、先人の研ぎ澄まされた感覚や読解されてきたものを柔軟に吸収するっていうのが贅沢な事なんだって感じました。

 

エネルギーの鎮座する余白、響きによる空間の支配。