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低学年、男の子問題

多くの母親がぶつかるであろう、男の子問題。

 

うちのがきんちょも例に漏れず、集団生活で問題にぶちあたっている模様である。

 

幼稚園の時は担任の先生いわく、いわゆる手のかかるやんちゃな男の子だったそう。

でも、他の子に手をだしたり喧嘩をするのはほとんど見た事はなく、私としては頑固な上の娘より扱いやすく育てやすい印象だった。

 

でも小学校にあがると、先生から困ってるんです。のお声をよく頂くようになった。まず、やり始めた事を最後までやりきるまで切り替えられない。自分の中で正しいと思った事を曲げられない。授業中さんまんになっているなどなど。他にもたくさん、色々いわれたんだけれども、30分近くの駄目だしに呆然としてしまってあまり覚えていない。

 

私はこれからの時代、「個性」「コミュニケーション力」「興味のある分野(またはついた仕事)に対しての専門性」が大事になってくると、ここを軸に子育てを行っているので、子供が興味を持った事に対してはかなり専門的な所まで好奇心を満たしてあげれるようそういった教育を家では行っていた。私の前では、そこまで切り替えられなく困らせるといった行動を取る事は無かった。大体調べ尽くしたかなーというタイミングで次に切り替えさせれば大体いう事をきいてくれた。

 

長男は宇宙に対してなどはかなり詳しく、大人も調べないと答えてあげられないような知識をめいいっぱい詰め込み、毎日iPadと宇宙図鑑で宇宙旅行を楽しんでいた。得られた知識はやはり誰かに聞いて欲しくなり、ハッブル宇宙望遠鏡はね‥、パーセクってね‥、冥王星はね‥と楽しそうにおしゃべりをしてくれた。

 

問題は、学校の指導中でもこのような知識をひけらかしてしまう所である。彼いわく、学校の授業内容がつまらなくなってしまうと、頭の中で大好きな宇宙の物語がかけめぐり、楽しくなって話したくなってしまうのだそう。これは入学したての時の話で、最近はかなり行動の制御がきく方にはなってきたかな?と思うんだけど、まだ、自分の興味のない授業内容だと教科書が出てなかったりする事もあるみたい。

 

先生が手に負えないというか、困った様子だったので何回か授業を見学しに行ったのだけれど数人が立ち歩き、騒いでる子もかなりいるような状態だった。

 

授業中、先生の話をぶったぎって自由な発言をしちゃうのはだいたい男の子。立ち歩いて廊下にいっちゃったり、喧嘩して手が出たり、注意されてふてくされて机につっぷしちゃうのも男の子が多い。

 

男子って、こういう生き物なんじゃないだろうかって思う。原因をつぶすやり方ではなくて、元々そういう要素があるのだから、そこを転がす方法は出来ないか?と先生に提案してみたのだけれど、今の時代教師でそこまで対処するのは難しいのだそう。子供を適切に叱る事が出来ない世の中なのだ。

 

 脳科学によると、「手がかかる」「大変」「育てにくい」などの部分が、あとで伸びる要素と裏表の関係にあるそうです。つまり、男の子脳の場合、先に大変な部分が出るわけで、その分あとで伸びるということなのです。

 ベネッセ教育情報サイト

 

先に出てきた男としての本能的な部分を、座れ、黙れ、みなと同じ事をしろと大人の言う事をきかすのはある意味で正論なんだとは思う。日本の学校ってそういう場所だから。みんな同じ事をして、敷かれたレールの上や、ルール上で優秀な子が認められる組織が一番楽で非難を受けにくいのだから。

 

でも人間はみんな同じではない。性格も、知能指数も。家庭環境の違いもあるだろう。それを同じ型にはめてやりすごそうという学校という組織に時代遅れ感が否めなく、子供が入学してからまだ日本の一般的な教育ってこんな感じなんだ‥と少し驚いた。

 

昔より、教師がクレームを恐れ子供を怒る事が出来なくなったのでなおさらである。

 

子供、特に男の子が動き回る、次々に関心が移っていくのは健全な事なんだそう。体の血液を循環させるという目的の為に体が自然と動いてしまうらしい。

 

男性は女性より感受性が鈍い生き物なので、行動でどんどん認知をしようとする傾向がある。女性は美しい景色などを見て感情で幸せを感じるが、男性はそこに向かいどのようになっているか確かめる事で好奇心を満たし幸せという事実を確認する。

 

私は、うちの長男が好奇心でどうしてもやりたい見たいとこだわり衝動に陥りそれしか見えなくなってしまった時にはなるべくその欲求を満たしてやるように努力する。状況によって時間がせまっていたり環境がそれを許さない場合はあきらめさせざるをえない時もあるけれども。

 

例えば、高速道路に乗っていて、ここからここまでは何キロなのかとものすごいこだわりを見せた事があったのだけれど、今はグーグルマップという素晴らしいものが存在するのですぐに答えを出してあげる事が出来る。親は子供の好奇心を満たす為のヒントをどう与えるのか、学ぶ事が大切なのではと思う。学校も出来ればそうあって欲しいけどね‥あれ駄目、これ駄目じゃなくて。

 

今は中学受験がかなりメジャーな世の中になっているのだけれど、こういった子供の好奇心に合わせた勉強がある程度選べるのは、公立では限界を感じているからなのだと思う。

 

うちも、興味のある事を学ばせてあげたいなって思うんだけれど、そういった塾やら、学校やらの教育費に「‥」ってなりました。我が家はまだまだ、iPad様に先生でいてもらおうかな。。

 

 

男の子の脳、女の子の脳―こんなにちがう見え方、聞こえ方、学び方

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